こんにちは、ゆーたです。
今回は「ギャンブル依存症を自力で克服する」をテーマにお話しします。
なんだかいよいよな感じがします。
というのも、僕がブログを始めた理由の一つに、今現在ギャンブルをやめられずに苦しんでる人たちに少しでも僕の経験をシェアできればという思いがあったからです。
だったらすぐに書けば?との意見もあるでしょうが、いろいろありこのタイミングになりました。
ギャンブルはやめられます。
これは真実です。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたらこんなにうれしいことはありません。

- ギャンブルをやめたいけどやめられない人
- ギャンブルを本気でやめたいと思っている人
- 周囲にギャンブル依存症で苦しんでる方がいる人
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ギャンブル依存症、自力で克服するための6つの方法
後ほど僕の体験談もお話ししますが、ざっくり説明すると僕はパチンコとスロットに11年間どっぷり浸かっていました。
現在はやめて4年とちょっとが経ちます。
病院などに通うことなく自力でやめました。
今回はそんな僕の経験をもとに、ギャンブル依存症を自力で克服する方法を6つに分けてお話しします。
ギャンブル依存症を自力で克服する方法① 「情報を絶つ」
あなたが本気でギャンブル依存症を克服したいのであれば、まずはギャンブルに関するすべての情報を絶ってください。
これは急務です。
たとえば、
- スマホ内にあるギャンブルに関する画像、動画
- ギャンブル雑誌や書籍
- ギャンブル関係のスマホアプリやゲーム
これらすべてはあなたをギャンブル依存症克服から遠ざけます。
早急に処分すべきです。
特に勝ったときの画像や動画は、良かったときのことを鮮明に思い出させるのでいますぐデリートです。
くわえて以下のことも実践してください。
- コンビニの雑誌コーナーや街中にあるギャンブル関連の広告・情報などを一切見ない
- ギャンブルに関する会話は絶対しない
もしもこれらの状況に遭遇したらただちに逃げてください。
たとえばTVCMとかに「激熱!!」とかの文字が出てきてもキケンです。
他にも、復活演出を思い出させるような効果音を聴いたり、ド派手なシマシマ模様の洋服を着てる人を見かけたりしたらすぐにそこから離れてギャンブルに関する情報を一切シャットアウトしてください。
大げさに聞こえるかも知れませんが、もし本気でギャンブルをやめたいのであればこれらはマスト事項です。
もちろん実体験にもとづいてお話ししていますが、これらは科学的にも証明されていることでもあります。
海外で昔、子どもの自制心とその子の将来成功度は関係があるのかを検証した「マシュマロ実験」というものがあります。
4歳児の前にお菓子を置き(実験ではマシュマロだけでなくクッキーなども置かれたケースがある)、一人になっても指定した時間内に食べずに待てるかどうかというものです。
そして待てた子と待てなかった子たちが社会に出て、そのときの成功度、社会貢献度を測ったというのがこの実験内容となります。
こちらの記事にわかりやすく解説されています。
英語ですがこちらがマシュマロ実験です。
この実験とギャンブル依存症克服の意外な関係があります。
それは、お菓子を食べずに待てた子どもたちが取った行動にあります。
お菓子を食べずに待てた子どもの25%がお菓子を見ないようにしていたのです。
動画サムネになってる男の子はその良い例ではないでしょうか。
これはギャンブル依存症克服にも十分に活用できますし、実践すべきことでもあります。
僕が「情報を絶つ」という項目を最初に持ってきた理由は、これこそ最も効果があると実感したことだからでした。
マシュマロ実験についてはギャンブル依存を克服した後に知りましたが、実験結果と僕の実体験、ともに同じ結果が出ています。
ギャンブル依存症を自力で克服する方法② 「考えない」
これも情報を絶つに似ていますが、ギャンブルのことについて可能な限り考えないようにしてください。
給料日の前日になったらギャンブルのことを考えてソワソワしてませんか?
むちゃくちゃ勝ったときのこと思い出してませんか?
「あのとき止めなかったせいで負けてしまった!」などと今になってくやしがってませんか?
これらすべて頭の中から排除してください。
もちろんそれが難しいこともわかってます。
しかし意識して「頭の中で考えない」ということをしないと、止めどなく考えてしまいます。
特に給料日前日など、頭の中では自然と明日の算段をし始めてしまうもので、「明日は新台が出るからあの店に行ってあの島の端に座ろう」とか具体的に考え始めます。
気持ちはめちゃくちゃわかります。
でも頭で考えないようにしてください。
先ほどの「情報を絶つ」と同じ理由ですが、結局は脳にギャンブルによる刺激を与えないようにすることが目的です。
意識をしないよう意識するのはなんだかむずかしいように思えますが可能です。
ギャンブルについて考えないようすれば大丈夫なのです。
たとえばギャンブルのことを考えてしまいそうになったら今日の晩御飯のことを考えたり、ギャンブルのことが頭をよぎりそうになったカラオケに行って好きな歌を歌いまくったり。
とにかくギャンブルに頭の中を占拠されないようにすればOKです。
ギャンブル依存症を自力で克服する方法③ 「寝る」
とはいえ、ギャンブル依存症の人に「ギャンブルについて一切考えるな」と言ったところでそれがどれだけむずかしいことかもわかっています。
何度も何度も止めようとしてやめれなかった僕なので。
そこで僕が実践したのが、ギャンブルについて考えそうになったら「寝る」です。
寝てしまえば考えることもできませんし、ギャンブルしに行くこともできません。
もちろん仕事中にギャンブルのことを考えてしまったから寝る、なんてことはできませんが、「寝る」という行為を利用して極力ギャンブル情報を頭から排除しましょうということです。
たとえば休みの日などは効果的です。
もしもあなたがギャンブル依存症で人生が狂っているのであれば、最優先事項でやらなければいけないことは、勉強して新たなスキルを身につけることでも新事業を立ち上げることでもありません。
すぐにでもギャンブルをやめることです。
なので「休みの日は勉強しなきゃ」とか「休みの日こそ何かに新なことにチャレンジするんだ」とか言い訳をしている場合ではありません。
ギャンブル依存症は人生のすべての足をひっぱります。
まずは頭の中のギャンブル情報を排除することです。
もしどうしてもギャンブルのことを考えてしまいそうになったら寝て考えないようにしましょう。
ギャンブル依存症を自力で克服する方法④ 「人に相談する」
ギャンブル依存症を人にカミングアウトするのはとても勇気がいることです。
ですが、周りの協力、理解なくして達成は極めて困難です。
ギャンブル依存症で死にそうなくらい苦しんでいるのでしたら、心許せるごく少数の方でかまいません。
相談し助けを求めましょう。
別に病院や相談所に絶対に行かないといけないわけではありません。
もちろん行ってもいいですが、親や家族、親友や頼れる先輩など、あなたが心から信頼できる人に自分の現状を打ち明けて、何かのときに𠮟咤激励してほしいと頼めばいいのです。
僕はいとこにこの役目をお願いし、どうしてもパチンコ・スロットに行きそうになったら電話していました。
自分だけではどうしても行動を変えられなかったですが、電話口から「がんばれ!」と応援してもらえるとなんとか行かずに済み、本当に心から感謝しました。
「人に相談する」なんて他力な要素と捉えがちですが、周りのフォローがあることによって自分自身の抑制力が増します。
できることなら心許せるごく少数の人でかまいません。
力を貸してもらうことをためらわないでください。
ギャンブル依存症を自力で克服する方法⑤ 「絶対に自分を責めない」
ギャンブル依存症は一種の病気ですから、たとえ「絶対に行かない!」と心に誓ったのにパチンコに行ってしまったとしても絶対に自分を責めないでください。
大半の人が往々にして挫折します。
そんなの当たり前です。
そうではなく、行かないように決意したことや行かないようにしたことが重要なのです。
その積み重ねがあなたを脱ギャンブルへ導いてくれます。
なので
「私って最低だ・・」
「どうして自分のことコントロールできないんだ!」
とか自分を責めないであげてください。
責めた分あなたは傷つき自尊心を失います。
すり減ります。
たとえ結果的に行ってしまったとしても、一瞬でも「行かない!」と決意したことや行かない努力をしたことにフォーカスし、良かった点だけを褒め、次はどうやったら行かずに済むのかあなたなりに模索検討し実行してください。
そして次こそはやめると新たに決意するのです。
『決して自分を責めない』
とっても大切なことです。
ギャンブル依存症を自力で克服する方法⑥ 「あきらめない」
ギャンブル依存症克服は必ず達成できます。
ただし、その道は長く険しいものになるかも知れません。
それでも決してあきらめないでください!
途中何度も何度も挫折をするかも知れませんし、同じあやまちを繰り返し続ける自分が死ぬほどイヤになるかも知れません。
ですが、粘り強く根気強く自分と、そして病気と向き合ってください。
最後にものを言うのはあきらめずに「脱ギャンブル!」と挑み続ける精神です。
必ずやめれます。
必ずです。
ギャンブルに浸かって上がるまでに丸11年掛かった僕が言うのです。
間違いありません。
僕にできてあなたにできない理由はありません。
ギャンブル依存症を克服するときに気をつけるべきこと
ここではちょっと発展して、もしあなたがいま1ヵ月あるいは数か月間ギャンブルをやめれてると仮定した場合のお話をしたいと思います。
以下のことを認識しているだけでもグッとギャンブル依存症克服につながりますので必ず読んでいただければと思います。
一生止め続けるものと認識する
残念ですが、脱ギャンブルの戦いは一生続けるものです。
悲しいですがこれも事実です。
経験上、一度ギャンブル依存症になってしまった人はギャンブルのおいしさ、楽しさ、勝ったときの安心感、優越感、逆転ホームランを味わえるスリリングさを知ってしまっているので知らなかったあの頃には戻れません。
大事なことなので繰り返しますが、ギャンブル依存症との戦いは一生続くものなのです。
考え方としては「ギャンブルを一生やめ続ける」という認識がぴったりなのではないでしょうか。
もしくは「ギャンブルやめてる記録」を死ぬまで伸ばすと思ってもらった方がわかりやすいかも知れません。
これを聞いてあなたはギャンブルをやめることをあきらめますか?
たしかに「こんな苦しいのが一生続くのかぁ・・」と気持ちにブレーキがかかってしまうかも知れませんが、その点は安心してください。
ギャンブルしたいという感覚はほとんど失われます。
4年ちょっとやめているいまの僕の感覚はそうです。
このようにブログを書いててもソワソワしなくなりましたし、たとえパチンコ屋さんでトイレを借りる状況になったとしても打ちたいとも思わなくなりました。
でもいまでも、再びギャンブル地獄に戻ってしまわないように気を張っています。
くわしくはこのあとお話ししますが僕はいまでもギャンブルをやめ続けています。
もう一度質問します。
あなたはギャンブルと一生付き合う道を選ばれますか?
それともギャンブルに一生関わらない、ギャンブルに振り回されない人生を歩み始めますか?
決してあおるつもりはありません。
ですが、いまこそが選択の時です。
いたずらに思いつくことがあるが絶対に行かない
「いたずらに思いつくことがあるが絶対に行かない」
脱ギャンブルの戦いは一生続けるものですと言った理由はここにあります。
そう、たとえスロットを1年2年やめていて「行きたい」と思わなくなったとしても、不意に「いま行っても大丈夫じゃね?」とか、いたずらに大勝ちしたときのことを思い出したりします。
キケンです!
せっかくギャンブルに対しての脳神経が細くなって来ているのに、出来心でまた刺激を与えてしまってはあの頃に逆戻りしてしまいます。
僕はいまでも油断せず、できるだけパチンコやスロットに関わる情報は絶つようにしてます。
快感を得たあの頃をいたずらに思い出さないよう頭のどこかでいつでも気を張っています。
こうやって改めて聞くとなんだか辛そうに思えるかも知れませんがそんなことはなく、要するに、ギャンブルとは一生やめ続けるものなんだなって認識しているだけのことです。
僕はこの状態を死ぬまで続けるつもりです。
僕はこうやってギャンブル依存症克服に至った
最後にかんたんですが僕のギャンブル歴についてお話しします。
僕は20歳のころに2年間勤めていた会社を先輩のパワハラに耐え切れず辞めました。
初めて大きな挫折を味わった僕はあまりの敗北感に家で引きこもっていたのですが、あるとき父からの電話で「ゆうた、俺たちパチンコ屋にいるけど来るか?」との誘いがありました。
僕のギャンブル人生はここから始まったのです。
父も、あまりに落ち込んでいる息子を見かねて励ますつもりで呼んでくれました。
当時はうれしかったですし、幸か不幸かそのときに大勝ちをしてしまって舞い上がりました。
会社の給料はいつも手取りで10万5千円だったのに、スロットで数時間打っただけで8万円ほど手に入ったのです。
遊んで楽して大金を手にしたことがあまりに衝撃的だったことをいまでも覚えています。
言うまでもなく僕はどんどんギャンブルにハマりました。
最初はスロットで、当時は4号機の北斗の拳や吉宗などが大ブームとなっておりあの演出に興奮した覚えがあります。
そこからパチンコにも手を出し、最もハマったのはエヴァンゲリオン全盛期のころでしょうか。
この頃には僕は何人もの人たちを裏切り、借金に借金を重ね、大切な人を失い、バラ色の20代を棒に振ります。
20代後半頃から何度もパチンコ、スロットをやめようと試みます。
時には給料日にお金を封筒に小分けして用途を見える化してみたり、バイトだらけにして行く暇をなくしてみたりもしました。
でも行ってしまいました。
そのたびに部屋の隅で発狂したり、布団にくるまって死ぬほど後悔するのです。
でもまた行ってしまいます。
もう地獄でした。
でもあきらめませんでした。
何故なら、そこから何かを新しく始めたとしても最大の支出であるギャンブルをやめない限り僕に未来がないと思ったからです。
本当に何度も何度もギャンブルをやめようと決意してはバカみたいに挫折を繰り返したのです。
それでもあきらめませんでした。
自分なりにいろいろ考えて「どうやったらやめられるか」「どうやったら行きたいと思わなくなるのか」、たくさん試して継続し続けたのです。
何を継続し続けたのか?
それはここでお話しした6つの方法をとにかく実践し続けたのです。
徐々に、徐々にですがギャンブルをやめられる期間が長くなり、今では4年と9ヵ月やめ続けることができています。
これを読んでるあなたもきっとあの頃の僕と同じなんだと思います。
なので気持ちは痛いほどわかります。
どうか。
どうかあきらめないでください。
必ずギャンブルを絶つことはできます。
特別でも何でもない僕にできたのです。
あなたにできない理由はどこにもありません。
ギャンブル依存症に関する書籍
ブログもそうですが書籍でもギャンブル依存症について学ぶことができます。
ただやめようとするだけでなく、病気について知ることでギャンブル依存症克服につながったりします。
よければ参考にしてください。
まとめ
ギャンブル依存症、自力で克服するための6つの方法
- 情報を断つ
- 考えない
- 寝る
- 人に相談する
- 絶対に自分を責めない
- あきらめない
ギャンブル依存症を克服するときに気をつけるべきこと
- 一生止め続けるものと認識する
- いたずらに思いつくことがあるが絶対に行かない
多幸感が強いギャンブルを絶つことはたゆまぬ努力が必要です。
もしも挫けそうになったら何度もこのブログに立ち戻ってください。
ここに書いてあることはあなたのギャンブル依存症克服への助けになりますし、何度だってあなたを励まし続けます。
ギャンブルは必ずやめられます。
どうかあきらめることなく、新たなスタート、あなたの人生を取り戻してください。
byゆーた
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